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棋譜、定石は碁盤に並べる

プロの勉強法の定番は…
 少し上級者の勉強法になります。プロ棋士にプロになる前の修行法を尋ねると、ほとんどの方が実戦以外では詰碁を解くことと棋譜を並べることを挙げます。プロをめざすのとアマとして楽しむのでは、心構えに天と地の差があるかもしれませんが、棋譜を碁盤に並べることはアマでも効果があるはず。初段になったら、だまされたと思って1ヶ月くらい棋譜を並べてみてください。ジワリと効果が現れてくるでしょう。

 なお、並べる棋譜は自分の応援する棋士や棋風の好きな棋士を選ぶと、長続きします。碁の内容の面では、力戦、乱戦の碁よりも、じっくり構える本格派の碁のほうが勉強になります。

棋譜を見ないで並べ直す
 棋譜を並べる際、解説はあまり気にしないほうがよいでしょう。手の善悪はプロのレベルの話であって、アマチュアから見ればすべて好手。その評価がわかる棋力に達していません。
 それよりも、一度並べたら、見ないで並べ直すのがよい勉強法です。これは初段に近い1、2級の人にもおすすめします。
 最初は30手も覚えていないかもしれません。並べ直せる手数は棋力にほぼ比例します。意味不明のものを記憶するのと、ある程度、必然性を感じながら記憶するのとの違いです。
 30手、60手、100手と見ないで並べ直す手数を増やして行くのも楽しいものです。解説を読むのは完璧に手順を記憶してからでも遅くはありません。
定石は向きや石を変えて並べる
 棋譜と並んで定石の勉強も、棋譜を目で追うだけでなく、実際に碁盤に並べて覚えるのが効果的です。その際、解説にある変化手順はすべて並べるようにします。
 定石は見ないで並べ直すときに、場所や向きを変えたり、白と黒を入れ替えたりすると効果的です。うろ覚えだと、わからなくなることがあります。
 途中の変化手順も並べると、なぜその形になるかがだんだんわかってきます。しかし、定石の解説の意味が本当にわかってくるのは、覚えて、実戦で使って、その後だいぶ強くなってからになります。それでも、定石を覚える意味はあるのです。

 ただし、定石は絶対だと思わないことです。覚えたての定石を試す勇気とともに、知っていてあえて自分が考え抜いた手を打つ勇気も持ちましょう。碁では、部分的には正しくても、全局的には間違いということが、往々にしてあるからです。